そうふくじ 崇福寺

中国との交流の歴史を今に伝える文化財の宝庫

福州地方の唐人たちの希望で、1629年に渡来した唐僧超然により創建された崇福寺は福州寺とも呼ばれ、竜宮門を思わせる三門や珍異奇巧を極めている第一峰門があります。

殿堂内の仏像仏具類は、いづれも中国人名匠の手によるもので、明朝末期文化の縮図といえるものです。
第一峰門と大雄宝殿は国宝に指定され、その他にも国指定重要文化財、県指定有形文化財、市指定有形文化財を多数もつ文化財の宝庫です。

長崎の唐寺の特色は媽祖堂(まそどう)をもつことで、唐船主たちが航海安全を祈願して祀ったものです。媽祖とは海の神様のことで、中国建築様式と和様が違和感無く調和しています。

境内にはコウモリや牡丹、桃の花など中国で縁起物とされる模様が随所に施されています。隅々までじっくり見回してこうした縁起物を探すのも崇福寺を見学するポイント!

エリア
長崎市中心市街地エリア(平和公園・稲佐山・グラバー園など)
カテゴリー
歴史・文化財
旅のテーマ
長崎の王道・定番 和華蘭文化にふれる 秋におすすめ

もっと詳しく知ろう! 崇福寺

  • 寺院内にちりばめられた縁起物-0

    国宝:崇福寺第一峰門

    寺院内にちりばめられた縁起物

    建物の配置、意匠などなど、どれをとっても意味があるのが崇福寺。
    特に中国で縁起がいいとされる意匠などが境内の随所にちりばめられ、とてもおめでたいものに囲まれているのです。たとえば第一峰門へ向かう石段の脇に置かれた袖石に刻まれた桃は、3,000年に一度実をつけ食べると寿命を伸ばす生命の果実。その裏には出世魚として尊重される鯉の滝登りが彫られています。

    第一峰門の軒下に描かれた雲(瑞雲/ずいうん)などの吉祥文様もそうですし、
    赤い門扉に描かれているコウモリと牡丹の花もそうです。
    まだまだほかにもいっぱい、福々しい縁起物が溢れているので注意深く見学しましょう。

  • 寺院内にちりばめられた縁起物-1

    寺院内にちりばめられた縁起物

    建物の配置、意匠などなど、どれをとっても意味があるのが崇福寺。
    特に中国で縁起がいいとされる意匠などが境内の随所にちりばめられ、とてもおめでたいものに囲まれているのです。たとえば第一峰門へ向かう石段の脇に置かれた袖石に刻まれた桃は、3,000年に一度実をつけ食べると寿命を伸ばす生命の果実。その裏には出世魚として尊重される鯉の滝登りが彫られています。

    第一峰門の軒下に描かれた雲(瑞雲/ずいうん)などの吉祥文様もそうですし、
    赤い門扉に描かれているコウモリと牡丹の花もそうです。
    まだまだほかにもいっぱい、福々しい縁起物が溢れているので注意深く見学しましょう。

  • 今も語り継がれる韋駄天伝説-2

    関帝像の右頬と韋駄天の澄まし顔に注目!

    今も語り継がれる韋駄天伝説

    護法堂には面白い伝説が残されています。関帝像前に食べ物を供えるとよくねずみに食べられるので、ある日、即非和尚は関帝像をせめて右の頬を打つと頬の部分が剥げてしまいました。ですが翌朝見ると韋駄天の剣にねずみが刺し抜かれていて、まるで関帝の命令で韋駄天がねずみ退治をしたようだったといいます。和尚もこれには驚き、修理をさせましたが剥げた部分にいくら漆を塗っても上手くいかず、今もその跡が残っているというのです。

    暗くて分かりづらいですが、確かに関帝像の右頬に白い傷跡が……。韋駄天へ目を移すと、何ごともなかったように穏やかな表情で立っています。現代でも足が速い人のことを韋駄天といいますが、この護法堂の中を駆け回り、ねずみを素早く退治するのは、やはり韋駄天にしかできなかったかもしれません。

基本情報

住所 〒850-0831 長崎県長崎市鍛冶屋町7-5
電話番号 095-823-2645
営業時間 8:00~17:00
※都合により閉門時間が変わる場合があります。
休日 年中無休
料金 大人300円、高校生以下無料
障害者手帳の提示で本人および介助者 無料
交通アクセス 長崎駅前から路面電車(崇福寺行)で約13分、崇福寺下車徒歩約3分
リンクURL 長崎市公式サイト
長崎市公式サイト
トリップアドバイザー
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