知る人VOICE #02 田崎あさひ-1

そうだ、長崎のとっておきの話をあの人この人に聞いてみよう。インタビューするのは長崎にゆかりのある、長崎愛に溢れた人たち。名づけて「NAGASAKI知る人VOICE」。あなたが想う、長崎のとっておきを教えてください!!

あなたの長崎愛、聞かせてください。インタビューしたのは…?

田﨑あさひ
Asahi Tasaki
Bitter & Sweet / ピアノシンガー / 長崎市生まれ東京在住

1995年11月20日、長崎県長崎市生まれ。『第2回FOREST AWARD NEW FACE オーディション』にてグランプリ獲得し、ソロアーティストとして活動していた田﨑あさひが、『第3回FOREST AWARD NEW FACE オーディション』グランプリを獲得した長谷川萌美と結成した音楽ユニット。透明感あふれる歌声を持った2人の声が混ざり合う2人組ボーカルユニットとして、全国各地のイベントへの出演やライブハウスなどで活動中。2023年9月から6都市7会場ツアー「Bitter & Sweet わた雪TOUR 2023~凱旋するよ!」を開催。10月21日(土曜)、「STUDIO DO!」(長崎市江戸町)にてライブ予定(開演12時30分〜、15時30分〜)

ー生まれも育ちも長崎市とのこと。いつまで長崎で暮らしていました?

アップフロントワークス(モーニング娘。らが所属)が開催したオーディションでグランプリに選ばれた1年後、高校2年の夏まで長崎市で暮らしていました。生まれ育ったのは長崎駅から少し離れた場所で、学校に行くのに坂道を3つも4つも歩いて登り降りするような場所でしたね。皆さんご存じのように、長崎は坂のまちなんです。小さい頃から細い坂道の上から見下ろす長崎の海が好きで、密かに「わたししか知らない風景だ」と思い、いつもワクワクしていました!
 

ー17歳まで過ごした長崎市の思い出を聞かせてください。

たくさんあります!小学生の頃の思い出といえば、夏休みの自由研究で従姉妹と一緒にグラバー園に毎年行き、グラバー園から見える長崎港の風景をスケッチしていたことですね。夏休みの宿題が終わると、母親に連れて行ってもらい、長崎浜屋の8階にあるファミリーレストランでミルクセーキを食べていたことも思い出です。長崎市民にとってミルクセーキは飲み物ではなく食べものなんです(笑)。食べものつながりで話すと、市内に「カフェ オリンピック」という喫茶店があり、そこにある80cmの巨大パフェを高校生の頃、わたしを含めて3人で食べたこともいい思い出です。誕生日が近かった友達と一緒にパフェを食べ終わった後に、ギターで福山雅治さんの『桜坂』を歌ったんです。懐かしい(笑)。私が開店と同時にお店にギターを弾いて歌ってもよいかを事前に確認しておいたんです。
 

お祭りにもよく連れて行ってもらいました。長崎港で毎夏行われるペーロン大会の勇ましい様子も好きでしたし、夏の終わりに行われる長崎くんちも大好きでした。父親が龍踊りの踊り手だったので生で踊る姿をはじめて見たときは感動しました。わたしも熱量を込めてひとつのことに打ち込める人になりたいっていう。長崎くんちの演し物が終わった後の「もってこーい!」っていう掛け声が好きで、わたしがミュージシャンになって長崎でライブをした時、会場にいる観客の皆さんから「もってこーい!」(長崎弁でアンコールの意)と言ってもらった時は長崎くんちの当時の記憶がシンクロし、言葉で表現できないほど温かい気持ちになりましたね。

ー長崎市で過ごす好きな季節や時間はいつですか?

春夏秋冬、どの季節にもそれぞれ魅力があるけれど、強いていうなら秋から冬に向かう頃が好きですね。空気が澄んでいるのでずっと遠くのほうまで”長崎の景色”を味わうことができるんです。夜景好きの人なら、なおさらに素敵な景色と出会えると思います。好きな時間帯は夕暮れかなぁ。長崎港ベイエリアにある「長崎水辺の森公園」は帰郷すると、いまでも時間が合えば夕方に散歩してますよ。公園一帯、夜になるとライトアップされるところも好き。船の汽笛だったり路面電車の音だったり、耳を澄ますと”長崎の音”がいろいろ聴こえてくるところもお気に入りです。ちなみに「長崎水辺の森公園」でのいちばんの思い出は、わたしがオーディションに受かって東京に行くことが決まった頃、友達に誘われて学校の帰りに角煮饅頭を買って公園に行き、一緒に過ごした時間が忘れられません。長崎市内にはわたしの思い出がたくさん詰まっているんです。

 

ー県外の方におすすめしたい長崎のポイントは?

いちばんのおすすめは長崎に住んでいる人たち。本当に皆さん、いつも温かいんです。この気持ちは長崎に住んでいた頃も、仕事やプライベートで帰郷するいまでも変わっていません。長崎市に遊びに来た方には積極的にまちの人と交流をしてもらいたいですね。スポットでいうと、和華蘭文化が息づく長崎市にはいろいろなおすすめがあります。ここ7年ぐらい、日本刀好きのわたしの独断では坂本龍馬ゆかりの「亀山社中記念館」がおすすめです。龍馬が所持していたと言われる陸奥守吉行(レプリカ)を間近で見ることができるんですよ。ちょっとだけマニアックかもしれませんね(笑)
 

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市民に聞いたとっておきの長崎

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