愛され地区・シーボルト通りを巡る
シーボルト記念館とシーボルト宅跡-1

愛され地区・シーボルト通りを巡る
シーボルト記念館とシーボルト宅跡

シーボルト来崎200周年を記念してスタートしたサイクルプランもチェック!
シーボルトが初めて長崎に来た年から200周年を迎えた2023年。シーボルトの気持ちになって街を巡ってもらおうと、「シーボルトボタニカルサイクリングジャーニー」を新たに始めました。シーボルトの「日本植物誌」と虫眼鏡、電動自転車と一緒に、植物を観察するという視点で長崎を観光してみてください!日本植物誌の中の図版は、シーボルトのお抱え絵師だった川原慶賀さんのもの。緻密で柔らかなタッチの絵柄にも注目です。
シーボルトボタニカルサイクリングジャーニーを主催するROUTE BIKE&TOURSでガイドをしています

 

シーボルト記念館で「シーボルトと言えば」なアジサイ鑑賞を

ドイツ出身の医師・博物学者で、日本の自然や文化をヨーロッパに広く紹介したことで知られるシーボルト。出島オランダ商館医として長崎に到着した当時、外国人は出島から出られませんでしたが、シーボルトは特別に街での診察を許され、鳴滝塾を開きました。現在は、すぐそばに、シーボルトのすべてを集めた〈シーボルト記念館〉があります。「日本植物誌」(ヨーロッパに日本の植物を紹介した植物図鑑)や、シーボルト事件、生涯を通じての日本とのかかわりなど、幅広い展示は見応え十分。記念館隣の国指定史跡シーボルト宅跡には、ゆかりの植物が植えられており、6月になれば、美しいアジサイが訪れる人を癒やしています。アジサイといえば、前述の「日本植物誌」の中でシーボルトが「ハイドランジア オタクサ(Hydrangea otaksa)」と紹介した花。しとやかに咲く様を、妻「お滝さん」と重ねて名付けたシーボルトの愛が伝わってきます。シーボルト宅跡から新大工町商店街までの道は「シーボルト通り」と名付けられており、寺社や風情豊かな川、歴史ある個人商店が軒を連ねています。

 

DATA

シーボルト記念館
〒850-0011
長崎市鳴滝2-7-40
tel:095-823-0707
営業時間:9:00~17:00(入館16:30まで)
定休日:月曜(祝日は開館)、12月29日~1月3日

※2025年2月取材時
 

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