【編集部が行く!】芸術に触れる1日 ー長崎県美術館ー-1

今回の「編集部が行く!」では、水と緑に囲まれた長崎県美術館をご紹介
アートだけじゃない!いろいろな楽しみ方をレポートします。

ー美術と自然が調和した美術館


長崎県美術館は、「呼吸する美術館」をコンセプトに平成17年(2005年)に開館しました。
建築家の隈研吾氏が建築デザインを手掛けており、運河を挟んだ建物や緑あふれる屋上庭園で有名ですが
その近代的でモダンな外観から一変、建物の中はやわらかな自然光がふりそそぐとっても温もりのある空間になっています。
 

ーおよそ8,800点の収蔵作品が展示されてます


常設展示室には、「長崎ゆかりの美術」と「スペイン美術」の2大コレクションが展示されています。
 

なぜ、長崎でスペイン美術?という疑問が湧いてきますが、
1941年から5年間、特命全権大使としてスペインに赴任した須磨彌吉郎氏が収集した「須磨コレクション」が
長崎に寄贈されたことが始まりで、その後現在のゴヤやピカソなどのスペイン美術コレクションが形成されていったそうです。

また、長崎県美術館では大都市しか巡回しないような企画展や、長崎ならではの展示等などバラエティに富んだ展覧会・イベントが頻繁に実施されているそうです。


 

企画展のお知らせ

浪漫の光芒ー永見徳太郎と長崎の近代 2023年10月14日(土)~2024年1月8日(月・祝)

永見徳太郎が手掛けた絵画や写真作品をはじめ、南蛮美術のコレクション、交流した芸術家たちの作品が一堂に展示されています。

ー銅座の殿様と呼ばれた「永見徳太郎」
永見家は、金融業や貿易業によって多くの財産を築いた長崎でも有数の資産家であり、
その6代目当主である徳太郎(1890ー1950)は、実業家でありながら、芸術の分野にも情熱を注ぎました。
また、長崎を訪問した芸術家を自宅に招いて手厚くもてなすなどして盛んに交流を行ったと言われております。
晩年は、熱海に移り住み長崎の情景を短歌や俳句で詠んでいたそうです。
その最期は明らかにはされてませんが、ふるさと長崎の歴史・文化をこよなく愛し、その発展に大きな功績を残した一人であることに間違いありません。

浪漫の光芒ー永見徳太郎と長崎の近代 2023年10月14日(土)~2024年1月8日(月・祝)-1
企画展概要はこちら
ー長崎港を一望できる緑あふれる屋上庭園

美術館の屋上庭園は、夜景も堪能できる癒しのスポット

 

目の前には長崎港が広がり、長崎市街地から山手エリアまで180°パノラマビューが楽しめます。
無料で開放されており、素敵な景観を楽しむことができる特等席です。

緑の芝生とウッドデッキが広かる庭園のベンチでは、景色を眺めながらおしゃべりしたり、本を読んだり
と市民のいこいの場でもあります。

タイミングが合えば寄港中の大型客船もすぐ近くで見ることができますよ。
閉館まで開放されていますので、夜景を楽しみながらデートするのにもおススメです!

編集部おすすめのフォトスポット ーその➀ー

屋上庭園では、空の青がガラスの床に映り込んで、まるで南米ボリビアの「ウユニ塩湖」のような幻想的な写真を撮ることができます。日中の青空もよいけど、夕暮れ時は一段と味わいが増しますね。
ベストショットを狙って、撮影にトライしてみませんか?

※写真撮影は、他のお客様のご迷惑にならないようご注意ください。

ー美術鑑賞の合間に立ち寄りたい、「橋の回廊」にあるカフェ

 

運河上にある「橋の回廊」には、素敵なカフェが!

日差しがいっぱいにふりそそぐ明るいカフェスペースからは長崎のまち並みと
下に流れる運河を見下ろすことができます。
鑑賞した作品に思いを馳せながらひと休みはいかがでしょうか?
企画展にちなんで、期間限定スイーツも販売されていますよ!

編集部おすすめのフォトスポット ーその②ー

美術館棟2F~1Fに通じる階段には「波佐見焼の陶板」を用いた素敵な壁面があります。
間接照明の壁の前に立てば、柔らかな光に包まれた素敵な1枚に!
いろんなアングルで試してみてください!

※写真撮影は、他のお客様のご迷惑にならないようご注意ください。

ー開放的なエントランスロビーにある、ミュージアムショップ

長崎県美術館でしか買えない限定グッズを!

ミュージアムショップは、長崎をモチーフにした絵ハガキやキーホルダー、ステーショナリーなど
品ぞろえが豊富でお土産探しが楽しくなりそう!

スペイン国立プラド美術館のミュージアムグッズや
”長崎ことはじめ”にまつわる事柄を型取ったビスケットなど
長崎県美術館にしかないオリジナル限定グッズもたくさんあります。
是非、旅の記念にいかがでしょうか。
 

美術館の楽しみ方は人それぞれ


芸術作品とその空間を楽しむ、
屋上庭園から風景を楽しむ、
建物を背景に写真を撮る、
カフェで休憩したり、お土産を探したり、

長崎県美術館では、いろんな過ごし方ができます

近隣には「出島ワーフ」や「水辺の森公園」もあるので
観光やお散歩の途中で是非気軽にお立ち寄りいただきたいおすすめスポットです。


 

ーその他、市内で開催中の美術展はこちら

share

市民に聞いたとっておきの長崎

次に読みたい特集記事

当サイトでは、利便性の向上と利用状況の解析、広告配信のためにCookieを使用しています。サイトを閲覧いただく際には、Cookieの使用に同意いただく必要があります。詳細はクッキーポリシーをご確認ください。
ページトップへ