長崎旅行の新定番!恐竜博物館の見どころを徹底レポート!-1

長崎旅行の新定番!恐竜博物館の見どころを徹底レポート! 長崎旅行の新定番!恐竜博物館の見どころを徹底レポート!

2021年に誕生し、長崎旅の新定番として人気を博している「長崎市恐竜博物館」へ。長崎で発見された恐竜化石や迫力満点の標本レプリカなど、見て、触って、体感できる展示がそろっています。博物館はもちろん、野母崎周辺の見どころもまとめてご案内!

長崎×恐竜の歴史って?

2004年に長崎半島の先端部に位置する野母崎で、長崎初の恐竜化石が発見されたことをきっかけに、8100万年前の恐竜時代の地層が見つかり「三ツ瀬層」と名づけられました。以来、1300点以上の化石が採掘され、野母崎周辺は日本有数の恐竜の聖地に。そして2021年には、三ツ瀬層がある海景色を眺める場所に、日本で3館目となる恐竜博物館が誕生しました。博物館の周辺は「長崎のもざき恐竜パーク」として整備され、恐竜モチーフの遊具で遊べる公園や巨大な恐竜オブジェなどが訪れる人を楽しませています。

長崎の大地の構造と、生物の進化を学ぶ

「長崎市恐竜博物館」に到着したら、まずは見どころが詰まった常設展示からチェック!生物の進化から恐竜の時代、現代の恐竜まで、5つのテーマで構成され時系列に沿って展示されています。まず最初は「長崎の大地」の壁面イラストや岩石標本で、長崎の地層について学びます。「生命の記録」では、生物の目や顎の進化の過程をハンズオン展示で触ったり覗いたりしながら観察。それぞれの環境に適した目の構造を特殊なレンズで再現しており、実際に覗いてみると人との違いに驚きました。ほかにも恐竜が生まれる以前の先カンブリア時代から古生代までの生物について楽しく紹介しています。

ダイナミックな恐竜化石に感動!

迫力ある骨格レプリカや長崎で発見された本物の化石など、約180点の標本がずらりと並ぶ「恐竜の時代」。一番の見どころである世界最大級のティラノサウルスの全身骨格レプリカは、姉妹都市のライデンからやってきたもので全長は約13m。ティラノサウルスの化石のなかでも保存状態がいい貴重な標本です。長崎市でもティラノサウル科の大型種の歯の化石が国内で初めて発見されており、そのサイズから全長は約10mと想定されています。実物の化石が見られるので、チェックしてみてください。

壁一面の大きな壁画は、長崎で発見された化石をもとにサイズや形を再現した恐竜の復元図。ティラノサウル科や翼竜、ワニ類などが描かれ、長崎の生態系の豊かさを表現しています。また毎時15分から30分の間、窓側の大きなカーテンがオープン!(季節によって時間帯は異なる)軍艦島までを見渡せる海を背景に恐竜化石を見ると、海とのコントラストが際立って少し違った表情を見せてくれます。

哺乳類の進出から、現代の恐竜「鳥類」へ

恐竜の時代が終わると、哺乳類の進出へ時が流れます。哺乳類の進化と炭鉱の形成時代を解説する「燃える石の時代」では、長崎で初めて発見された実物の哺乳類の化石を展示。端島(軍艦島)と高島を結ぶ炭坑から発見されたもので、これをきっかけに化石の採掘に力を入れ始め、恐竜の化石発見につながったと言われています。2階にあがると、全長約6mにもなるティラノサウル科の復元ロボットが登場!最新の学説に基づき羽毛や鱗までが再現され、においを嗅いだり、大声で吠えたりと、まるで生きているかのようにダイナミックに動く姿は後ずさりしまうほどの迫力がありました。また恐竜の生き残りとも言われている鳥類のグラフィック展示も見ごたえがあり!野母崎では野鳥が多く飛び交うので、窓の外を見ると本物の野鳥が見えるかもしれません。

展示室以外にも楽しみがたくさん!

常設展示を見学したあとは、実際に化石研究をしている様子が見られるオープンラボへ。収蔵庫からはじまり、岩石から化石を削りだすクリーニング作業、貴重なX線CTスキャナなどを見ることができます。国内では珍しい機器もそろい、最新の研究が進むラボで新発見に立ち会えるかもしれません。おみやげはミュージアムショップでチェック。精巧な恐竜フィギュアやぬいぐるみ、本物の化石もあり、まるでミュージアムのような品ぞろえで選ぶ時間も楽しめます。

長崎のもざき恐竜パークで遊ぼう!

「長崎のもざき恐竜パーク」は、長崎市恐竜博物館を中心とする複合施設。恐竜パークには、博物館以外の楽しみもたくさんあります。「軍艦島資料館」では、軍艦島の歴史や文化をパネル展示や映像でご紹介。地下600m以下の海底で作業する緊張感あふれる炭鉱での様子や、人々の生活風景など、見ごたえのある展示に定評があります。さらに、家族連れでにぎわう「こども広場」では、恐竜をイメージしたユニークな遊具がたくさん!約1000万本の水仙が植栽された「水仙の丘」もあり、3か所の展望台から軍艦島を望むことができます。ランチは、テイクアウト専門店「NOMOZAKI SHOP GAOGAO」へ。ピタパンで鶏肉のケバブをサンドした「恐竜サンド」が人気で、トルコ人が営むケバブ屋から仕入れているという本格的な味わい。自家製ソースは甘口・中辛・辛口の3種類からセレクトでき、今回いただいた中辛味もピリッとした辛さが肉のおいしさを引き立てていました。学びあり、遊具あり、グルメあり!の、長崎のもざき恐竜パークを楽しんでください。

野母崎の周辺観光も楽しみたい

野母崎には立ち寄りたい場所がまだまだあります。海沿いの国道499号に現れる「夫婦岩」もそのひとつ。約4億8千万年前にできた岩石で、岩の間から軍艦島を望める写真スポットとしても知られています。また、恐竜博物館から車で約10分の場所には、「日本の渚・百選」や「日本の水浴場八十八選」などにも選ばれている高浜海水浴場があります。白い砂浜とコバルトブルーの海が作りだすコントラストはまさに絶景。夏の海水浴シーズンはもちろん、海を眺めるだけでも非日常が感じられます。

野母崎をめぐるならドライブで

海岸沿いに見どころが集まる野母崎エリアは、長崎観光の拠点である長崎市内からは車で45分ほど。恐竜博物館を起点に、恐竜の化石が発見され続けている海を眺めながらドライブするのがおすすめです。

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