
長崎さるく 被爆80年特別コース 体験レポート
今年は被爆80年の年。長崎さるく「長崎ストーリーズ」の#5 平和さんぽのコースから特別コースが7/25~8/31の期間限定でスタートするということで体験してきました。
今回の特別コースで訪れるスポット
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①原子爆弾落下中心地碑
原子爆弾落下中心地碑には落下中心地標柱として黒御影石の碑が立てられています。
今回のコースはここからスタート。 -
②平和公園
修学旅行で訪れたことがある方も多いかと思いますが、平和祈念像に向かう途中、エスカレーターで頂上に着くと平和の泉から稲佐山まで一直線に見える場所があると教えていただき、新しい発見でした。色々感慨深い場所です。
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③白山墓地(キリシタン墓地)
白山墓地は江戸時代に信仰が禁じられていたキリシタンが密かに信仰を守り、埋葬されていた墓地です。ひっそり民家に隠れたかたちで残っています。
※ 地域住民の方への配慮や地域のルールを尊重して行動しましょう。 -
④-1 如己堂
永井隆記念館に隣接する如己堂は、永井隆博士の病室兼書斎で、“己の如く隣人を愛せよ”という意味から“如己堂(にょこどう)”と名付けられたそう。ガイドさんのお話でより理解が深まります。永井隆記念館と一緒に見てもらいたいスポットです。
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④-2 長崎市永井隆記念館
放射線医学の研究による白血病を患い、また長崎の原爆で重傷を負いながらも自分の命を顧みず負傷者救護や長崎の復興のため、最後まで医師としての使命を貫いた永井隆博士。永井隆記念館は、博士の精神と偉業を永く記念し、博士の願いを後世に繋げている場所です。
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⑤浦上教会(浦上天主堂)
爆心地からもほど近い浦上教会は少しの堂壁を残し壊滅・崩れ落ちてしまいました。原爆投下から約14年後の1959年にコンクリートで再建されたのち、1980年にレンガタイルで改装し、当時の姿を模して復元されています。周囲には被爆遺構の石像などが未だ残っています。
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⑥長崎原爆資料館
今まで見てきたスポットを想いつつ、長崎原爆資料館で被爆から現在までの長崎の復興の様子を見学します。目を背けたくなるものもありますが、改めて「平和」について考えさせられます。
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⑦国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
コース最後は「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」地下2階で長崎市原爆資料館と連結しています。原子爆弾の投下により亡くなられたすべての方々への追悼と平和祈念を行う場所です。
-編集後記-。
暑さ対策として午前9時にスタート、前半の時間で外を歩き、後半は主に屋内見学し原則としてお客様1組にひとりの平和通のガイドがご案内します。
このコースは7月25日~8月31日(8月9日を除く)期間限定となっています。
この機会に長崎ストーリーズガイドと一緒に平和のゾーンを巡ってみませんか?
通常の平和さんぽのコースは2時間ですが、今回の特別コースは3時間にボリュームアップ。しっかり平和について考え・触れることができるコースとなっています。
ローカルガイドさんの説明や専門的な知識、被爆地ならでは情報もお持ちなので背景にある長崎の暮らしや通常の観光では見逃しがちなスポットをすることができるのもおすすめしたいポイントです。通常コースより1時間早くスタートするこのコースは観光で訪れる方はもちろん、夏休みの体験としても◎
是非この機会に参加してみてください。