春のオススメ|⻑崎銘品 お⼟産ガイド

⻑崎⼟産の⼤定番 ⻑崎カステラ。ふっくらとした生地と甘くてやさしい味が特徴の銘品です。春になると、かわいらしい桃をモチーフにした「桃カステラ」が大人気で、桃の節句などの祝事に贈られます。

■春のお祝いにも ⻑崎カステラ

【カステラのルーツをたどる】

江⼾時代に描かれた本図には、卵を⼊れた編みカゴ、卵を溶いたお椀、カステラと思われる⽣地をすり鉢でこねる菓⼦職⼈などが描かれています。カステラが普及したのは、江⼾時代中期。そのルーツは、ポルトガル⼈宣教師たちの積荷の中にあった南蛮菓⼦で、スペインで「bizcocho(ビスコチョ)」、ポルトガルで「pau de lo(パン・デ・ロー)」と呼ばれていたもの。現在のしっとりふわふわなカステラとはほど遠いパンのようなものであったといわれています。カステラという名前は⽇本でついたもので、宣教師からスペインのカスティーリャ王国で作られる菓⼦と説明されたことから⽣まれたという説があります。

【⽢くてしっとり柔らか ⻑崎カステラになるまで】

江⼾時代の⻑崎には、多くの砂糖が輸⼊されていました。⻑崎の和菓⼦職⼈は伝来品カステラの製法をベースに、砂糖の量を増やし、卵の分量や泡⽴て⽅を⼯夫、⽔飴を追加するなど、レシピの改良を進めることで、⽢くてしっとり柔らかな⻑崎カステラを誕⽣させました。このときに、釜の下から⽕をくべて、上蓋の鉄板には炭をのせて上下からじっくりと⽕を通すことで、よりふっくらとした⽣地を焼き上げるオーブンのような「引き釜」も考案されています。当時は砂糖も卵も貴重品であったことから、⻑崎カステラは権⼒者への贈り物やハレの⽇のもてなしとして振る舞われる特別なお菓⼦としてもてはやされました。現代においてもカステラは、⻑崎の異国情緒を代表する⼟産品として愛されています。

【季節菓⼦ 桃カステラ】

中国で古くから不⽼⻑寿の果実とされている桃をモチーフに、⻑崎で⽣まれた郷⼟菓⼦。毎年、桃の節句が近づいてくるとたくさんの注文が入ります。⼥児の健やかな成⻑を願い、⻑崎の菓⼦屋で販売が始まります。桃カステラは桃の形に焼上げたカステラをベースに、砂糖と⽔あめを練り上げたすり蜜で桃の実を、ねりきりで葉と枝が表現され、⻑崎の春の訪れを告げる可愛らしいお菓⼦です。ぜひ、家族や友人への贈り物にいかがですか。

掲載絵図の引用元詳細 川原慶賀《菓子屋》 長崎歴史文化博物館HP|川原慶賀の見た江戸時代の日本(Ⅰ)日本人の暮らし 諸職と道具よりhttps://www.nmhc1.jp/keiga01/kawaharasite/jigyougaiyou/jigyougaiyou.html

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