
今回の編集部が行く!は長崎ピース文化祭で開催されている体験イベントの中から「長崎オリジナル刺繍体験」に行ってきました。
ピース文化祭って?
「ながさきピース文化祭2025」は、第40回国民文化祭と第25回全国障害者芸術・文化祭をあわせて開催する全国規模の文化の祭典です。
キャッチフレーズは「文化をみんなに」
音楽や舞台、伝統芸能、美術、文学など、多彩なプログラムを通じて、誰もが文化の喜びを分かち合う78日間です。
2025年秋、長崎のまち全体が文化で彩られてます!
長崎刺繍とは?
長崎刺繍は長崎県の無形文化財に指定されており、17世紀後半頃長崎市中に居住していた唐人によって伝えられた刺繍技術が長崎に定着したものといわれています。
10月に開催される秋の大祭「長崎くんち」とともに独自発展を遂げ、豪華で美しい衣装や傘鉾に施されています。
色糸を手作業で縒(よ)ってさまざまな太さの糸で質感を変化させていることや、刺繍の下に綿や紙縒(こより)を入れて立体感を出す「盛り上げ」がなされているので華やかな印象の刺繍です。
刺繍体験
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今回はピース文化祭のロゴを糸2色で刺繍できる体験です。好きな糸を2色選びます。
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この糸も太いものと細いものがあり、太い種類から1種水色の糸と、細い種類から1種ピンクの糸を選びました。
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講師の先生に教えていただきながらスタート!西洋の刺繍と違う糸を通す部分が平になっている特殊な針を使い、太い糸用と細い糸用の2種使って刺繍を行います。
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特別に作られた台紙の点に合わせて、針を通していきます。慣れると下糸は左手で、上糸は右手で針を刺すと効率も良いと聞きましたが慣れるまでは難しい…
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ピンクの細い糸は水色の太い糸より針も糸も細く、狙ったところに出すのがより難しく感じます!
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刺繍完成!早い人は1時間ちょっとで仕上がるそうですが私は1時間半ほどで仕上がりました。
仕上がった刺繍にメッセージを書き込み、期間中は立山亭前の壁面に展示されます。
長崎ピース文化祭終了後、作品は郵送で手元に届くので長崎の旅の思い出としてもぴったりです。

編集部のトクです。
今回初めて「長崎刺繍」を体験しました。歴史のお話を伺いながら、参加者の皆さんとおしゃべりしつつ針を動かしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
刺し方や手の癖によって、目や糸のより方が微妙に変わり、それぞれ異なる表情になる面白さも新しい発見です。長崎ピース文化祭のロゴを刺繍できるのは開催期間中だけとのこと。実はロゴのハトには目がないのですが、アドバイスをいただきながら自由に表現でき、ご指導のおかげでとても可愛く仕上がりました♪
しっかりした知識を持つ方が丁寧に教えてくださるこうした機会は、ほかではなかなか体験できない貴重なものだと思います。初心者でもきちんと作品に仕上げられるよう講師の先生がサポートしてくださるので、安心して挑戦できました。ぜひこの機会に「長崎刺繍」を体験してみてください。
体験できる施設はこちら
長崎歴史文化博物館 体験工房(2階 立山亭)
住所:長崎市立山1丁目1-1
アクセス
路面電車で「桜町」から徒歩約5分、または「市役所」から徒歩約7分
長崎駅前東口より長崎バス(全系統可)、長崎県営バスで「歴史文化博物館」バス停下車、徒歩約3分
開催日時
9月14日(日)~15日(月・祝)、9月19日(金)、9月26日(金)、
10月3日(金)~5日(日)、10月10日(金)、10月17日(金)、10月24日(金)、10月31日(金)、
11月7日(金)~9日(日)、11月14日(金)、11月21日(金)、11月28日(金)
①10:30~12:00
②14:00~15:30
体験料 500円
お問い合わせ先 長崎歴史文化博物館 伝統工芸体験工房
予約 電話番号:095-818-8366
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