第74回中小企業団体全国大会

長崎県中小企業団体中央会
会長 石丸 忠重 氏


【開催期間】2022年11月10日
【会場】出島メッセ長崎
【参加者数】約2,000名


 

 

今大会の感想をお聞かせください

石丸忠重氏

石丸忠重氏

長崎県では初となる「中小企業団体全国大会(第74回)」を、国内各地から2,000名の参集のもと、「出島メッセ長崎」において開催いたしました。これまでも開催要請はあったものの、会場や宿泊施設不足等を理由に招致を見送ってきましたが、現在100年に一度の変革期を迎える当地で、満を持して3年前から招致を進めてまいりました。同大会施設をはじめ、直結する長崎駅や周辺施設の整備に加え、大会直前で開業した「西九州新幹線」も注目を浴び、未来に向けた進化を続ける長崎を発信する場としても絶好のタイミングになったと思います。

同大会は、全国の中小企業者が組織する約3万組合等の総意として、国等に実情を踏まえた中小企業施策の強化等を訴え、持続的な成長・発展と豊かな地域社会づくりをめざして毎年持ち回りで開催されます。ここ数年来、新型コロナウイルス禍の影響を受けつつも、大会施設には徹底したコロナ対策が図られており、式典会場のコンベンションホールは、国が推奨する基準を上回る換気機能があり、県外の方にも安心して来場いただける施設であるとPRしてまいりました。実際、3年ぶりの本式開催となり、万全を期して臨むことができたと思っています。

とりわけ、県外からの皆様に喜んでいただけるよう長崎らしさを打ち出した企画のほか、大会参加に合わせて各県からツアーを組んで県内観光名所等を巡るなど、異国情緒豊かな歴史や文化、食など観光資源に恵まれた当地を満喫されたとお聞きしており、大変嬉しく思っています。

 

 

今回の主な取り組みを教えてください

石丸忠重氏

石丸忠重氏

同大会テーマ「つながる ひろげる 連携の架け橋 ~希望の未来 中小企業『光』を結集~」は、特に後段サブテーマのコンセプトを、コロナ禍の混沌とした状況下にあって長崎が「世界新三大夜景」に再認定されたことや、困難な課題に直面している今こそ中小企業を「光」に見立て、全国各地からその光が長崎に結集し、連携の絆で希望の未来を切り開いていこう、という思いを込めております。

また、皆様を歓迎するアトラクションとして、長崎くんち「鯱太鼓(据太鼓)」の演奏や川劇「変面」の演出のほか、来賓をお招きした歓迎レセプションでの「二胡」演奏でも、大変好評をいただいたようです。さらに、「長崎県物産振興協会」にご協力いただき、式典会場に併設して『長崎物産展』を開催しました。当日午後だけの設置でしたが、売上は想定以上に大きく、出展者からは来年もぜひやってほしいと喜びの声もお聞きしました。

お出迎え・おもてなしの一環として、「長崎国際観光コンベンション協会」提供のサービスを活用し、空の玄関口「長崎空港」内における『広告物掲出サービス(歓迎)』や、大会直前には「食事・土産、体験、宿泊情報」などをスマートフォンで確認できる『Webチラシ』の配布、長崎市内の指定宿泊施設を利用される方々を対象とした『手荷物配送サービス』を提供するなど、大会参加への気運醸成とサービスの普及に努めました。

一方、反省点を上げると、コンベンション協会を通じて会員の飲食店等に対し、事前に大会の情報提供を行っていただくも、繁華街等へより広い周知が必要だったと考えており、また、前述の『手荷物配送サービス』は、直前開業の「西九州新幹線」に合わせてサービスが開始されたものの、より早い情報収集・提供ができれば良かったと思います。

余談ですが、長崎市内の土地柄から大変危惧していた駐車場や渋滞の問題では、長崎県・長崎市等のご協力をいただき、長崎駅東口に大型バスの「臨時駐車場」のスペースが確保できたことは大変運が良かったことで、バスの乗り降り等でも大きな混乱・混雑もなく、ほっと胸をなでおろした状況でございました。

 

 

今後、長崎での会議の誘致や開催を予定されている方にメッセージをお願いします

石丸忠重氏

石丸忠重氏

長崎駅周辺や市街地中心部は、100年に一度の変革期といわれる大規模再開発が進行中であり、新しく生まれ変わる当地に観光面での強みを活かして、長崎の更なる魅力を発信していければと思います。
ぜひ、長崎での大会招致をお願いいたします。

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