第8回保健システム研究グローバルシンポジウム(HSR2024)

長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科
教授 相賀 裕嗣 氏

【開催期間】2024年11月18日~2024年11月22日
【会場】出島メッセ長崎

MICE

MICE

今大会の感想をお聞かせください

相賀 裕嗣氏

相賀 裕嗣氏

2024年11月18日〜22日の5日間、保健医療制度・政策に関する国際的学術組織 Health Systems Global(HSG)が主催する、世界最大規模の保健医療制度・政策分野のシンポジウム「第 8 回 Global Symposium on Health Systems Research(HSR2024)」が、長崎大学と国際協力機構(JICA)を共同ホストとして日本で初めて、出島メッセ長崎にて開催されました。
HSR2024は「公正で持続可能な保健システムの構築: 人々を中心として地球を守る」というテーマのもと、110 か国から 1,552 人(うち国外から1,420人)の保健政策・保健システムの研究・立案・実施・支援に関わる専門家が長崎に一堂に会し、議論を交わしました。
国内外、数多くのステークホルダーが参加するこれほど大規模な国際会議を運営することは容易ではありませんでしたが、今回
HSR2024国内組織委員会の積極的な参画により成功に導くことができました。
具体的には、
国内組織委員会のメンバーでもある長崎国際観光コンベンション協会(DMO NAGASAKI)や長崎市を始め、長崎県、そして地元企業とも連携することにより、学術セッションでの成果に留まらずこの長崎の地の利を活かしたスタディツアーの実施等、長崎の魅力を”オール長崎”の体制で世界に発信することができました。

MICE

MICE

今回の主な取り組みを教えてください

相賀 裕嗣氏

相賀 裕嗣氏

質の高いシンポジウム実現はもちろんのこと、世界中からの参加者には長崎での思い出を一生のものにして頂きたい、さらに地元経済にもその開催効果をもたらしたいという思いのもと、準備を進めてきました。
観光庁からの実証事業費を獲得できたことにより、離島における介護と遠隔医療の実例を学ぶ1泊2日の五島スタディツアーを企画しました。
さらに参加者が一堂に会する出島メッセ長崎で模様された歓迎会では「長崎ランタンおもてなし横丁」と題しランタンで装飾した屋台で長崎県産品を用いた日本食をできたてで提供し、参加者より大変な好評を頂きました。
また会場内にはHSR2024のテーマに沿った製品やサービスを展開する国内企業のブースを出展し、シンポジウム参加者との直接の情報交換や今後のビジネスチャンスを創出する交流の場を提供しました。

MICE

MICE

今後、長崎での会議の誘致や開催を予定されている方にメッセージをお願いします

相賀 裕嗣氏

相賀 裕嗣氏

大会開催による地域経済への波及効果の最大化や、開催都市および主催者組織のブランド力の向上など、新たな価値創造の戦略が求められる時代です。
これらの実現には、DMO NAGASAKIをはじめ、多様なステークホルダーとの開催前の準備段階からの密な連携が必要だと考えます。

 

share

当サイトでは、利便性の向上と利用状況の解析、広告配信のためにCookieを使用しています。サイトを閲覧いただく際には、Cookieの使用に同意いただく必要があります。詳細はクッキーポリシーをご確認ください。
ページトップへ