建物デザインを担当した古市徹雄氏ヨーロッパ・中近東・アフリカなど
世界各地で活躍する建築家。古市氏は十分でない敷地を逆手にとり、門を入り
アプローチに入るまでジグザクした長い距離をもたせ、内部に着く時には
精神が清められ高揚されたものになるように設計したのだそうだ。
また、昼間とは違う表情を見せる夜間のライトアップにも注目!
照明デザインを手掛けるのは日本の照明デザイナーの先駆者として世界で
活躍する石井幹子氏。東京タワー、明石海峡大橋、姫路城、大浦天主堂、
長崎ハウステンボスなど光による空間プロデュースの魅力を日本に定着させた
スペシャリストだ。
ルビー色の赤い光は貝の火運動に参加された人々の熱い気持ち、サファイヤ色の
緑の光はここを訪れる大勢の人々の平和を心から願う希望を表わしているという。
夜は入館できないが、ぜひ外から光に包まれた夜の表情も見てみよう。
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もっと詳しく知ろう! ナガサキピースミュージアム
見逃せない!建物としての魅力

デザイン性に富んだ内部 それぞれの色には意味がある
世界平和の願いを五線譜に込めて
ミュージアムと並んで建てられたのが、五線譜をモチーフとした平和の
モニュメント「宙(そら)へ」。制作は世界を代表するグラフィックデザイナーで、
「トリックアート」の世界的第一人者である福田繁雄氏だ。
高さ9m。世界平和を長崎から発信するという心の唄を五線譜に託したという
このモニュメント、天めがけてまっすぐに伸びたフォルムはとても希望に満ちて
力強い。