また、一隅には原爆によってわずかな堂壁を残しただけで崩れ落ちた浦上天主堂、
南側遺壁の一部も移築されている。
原爆による多大な被害を受けた浦上地区はキリシタン布教の地としても知られるエリア。
キリシタン禁令による迫害時代に耐え、自由を得た浦上の信徒達が貧困に苦しみながらも
やっとの思いで建立した浦上天主堂。双塔を持つレンガ造りのロマネスク様式大聖堂として
東洋一の壮大さを誇ったがこの教会堂も原爆により無残に崩れ落ちた。
移築されたこの南側遺壁の一部には、爆風による石柱のずれをみることができる。
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もっと詳しく知ろう! 平和公園(原爆落下中心地)
移築された旧浦上天主堂の遺構

旧浦上天主堂の遺壁
核廃絶と不戦を願うナガサキ誓いの火
公園周辺には多くの祈念碑や像が立てられている。原爆落下中心地公園から小さな橋を渡り
原爆資料館方面へ向かう途中に高くそびえる「ナガサキ誓いの火・灯火台」もそのひとつ。
ギリシャ政府の特別の許可によってオリンピアの丘で灯された聖火が人類最後の被爆地・長崎に
贈られ、市民の手によって灯火台が造られた。毎月9日の9:00〜17:00と8月6日〜9日に
“ナガサキ誓いの火”が灯され、世界中から全ての核兵器が廃絶されるまで灯し続けられる。
また、灯火台横には全国の人々が寄せた平和を願うメッセージが陶板に焼きつけられ
展示されている。等身大のメッセージが心に響く。

ナガサキ誓いの火・灯火台 平和を願う熱いメッセージ