長崎には、終わらない夏がある。

終わらない夏がある島 特集:伊王島

長崎は北海道に次ぐ全国で2番目に長い海岸線を持つ県です。つまり周囲はほぼ海。
だったら、海で遊ぶしかない。中でも伊王島は、海の遊びがすべて詰まった夏の遊び場です。
「いつまでもここにいたい。」心に夏の余韻が残る旅が、あなたを待っています。

海水浴、マリンアクテビティを
丸ごと楽しめる九州随一のリゾートビーチ

スペイン語で「太陽の海岸」を意味するコスタ・デル・ソル。その名の通り、燦々と降り注ぐ太陽、煌めく蒼い海がリゾート気分を高めてくれます。大人気の海上アスレチックはもちろん、電動サーフィンやサップなど様々なアクティビティも楽しめます。海上アスレチックとマリンアクティビティ、そして海水浴を一度に満喫できる九州随一のリゾートビーチ伊王島は、最高の夏時間を約束してくれます。

簡単にはクリアできないのが魅力の
海上アスレチック

毎年みんなをトリコにしているのが、ウォーターパーク「NAGASAKI WATER ISLAND」。ウォータースライダーや海にダイブできる高さ約2メートルの飛び込み台は、ツルツルした足場で見た目以上に難しく、何度もチャレンジを繰り返さないとクリアできません。ビーチには子ども用プールも併設されていますので、小さなお子さま連れでも安心してご利用できます。

コスタ・デル・ソル
 長崎市伊王島町1-2129 095-898-2202 Pなし

泳がなくても海を楽しめるオーシャンビューBBQ

i+Land nagasakiの魅力が詰まったグルメといえば、ガーデンエリアで楽しめる「シーサイドバーベキュー」。中でも人気なのが「LUNCH日帰りBBQ食べ放題」プラン。海を望む開放的な空間の中、こだわりのフードメニューを心地良い潮風を感じながら、天候を気にすることなくゆっくりとお楽しみいただけます。

伊王島シーサイドバーベキュー
長崎市伊王島町1-3277-7 095-898-2083 Pあり
【夏季限定】2022/4/1(金)~10/31(月)
ランチ/11:00~14:30(14:00O/S)
ディナー/17:00~21:30(21:00O/S)

水平線に沈む夕日が美しい日本初の洋式灯台

伊王島の中でも最も観光客で賑わう、日本で初めて設置された8つの西洋式灯台のうちの1つが伊王島灯台。どこまでも広がる青い海と空、そして水平線に沈む美しい夕日はまさに絶景。周辺の「岬カフェ」では、自分で淹れたお茶が楽しめ、SNS映え抜群のブランコなどもあり、伊王島屈指のフォトスポットとして人気を集めています。

伊王島灯台 長崎市伊王島町1-3240-1

日本の屋根瓦とゴシック様式が共存する教会

国の登録有形文化財にも指定されている、昭和6年に建てられた馬込教会。夜はライトアップも施され昼とは異なる幻想的な佇まいを見せます。現在も、島民の半数が敬虔なカトリック信者の伊王島。毎週日曜日の8:00から約1時間ミサが行われており、今も昔も変わらない祈りの場所として、地域に根付いています。

カトリック馬込教会
 長崎市伊王島町2-617 095-898-2054

日が長いのは、
西の果ての特権です。

日本の西の端にある長崎市は、東京よりも30分以上も日の入りが遅い。
だから、海で遊んだ後にもうひと遊び。それが長崎市の正しい遊びかたです。

軍艦島のシルエットが浮かぶ
水平線に沈む夕日が見たくて

フォトジェニックなカフェやバラエティに富んだ個性豊かなお店、手付かずの美しさが残る自然美に触れることができる野母崎地区を巡るなら、レンタカーがオススメです。心地よい潮風を感じながら、車窓からは世界遺産・軍艦島を望む。そんな贅沢なドライブが楽しめます。話題のスポットや人気のカフェなどで、楽しい時間を過ごしたあとの締めくくりには、軍艦島が浮かぶ水平線に落ちる圧巻の美しさの夕日が待っています。

軍艦島がちゃんと軍艦の形に見えるテラス席

世界遺産・軍艦島を望む、国道499号線沿いに店舗を構えるピッツェリア。海に向かって座れるテラス席と石釜で焼いた本格的なナポリピッツァが口コミやSNSで話題となり、今なお行列が絶えない人気店として多くの方が訪れます。水平線に浮かぶ圧巻の軍艦島もちろん、運が良い時には浅瀬で泳ぐイルカの群れを見ることもできます。

Bremari
長崎市南越町191-1 070-2372-0103
 Pあり 月曜休※その他不定休あり

野母崎でいちばん「映える」カフェ

野母崎の新たなコミュニティエリア〈NOMOZAKI BRIDGE〉内に店舗を構えるカフェ「Milky Way」。フォトジェニックな店内、リゾート感溢れる開放的なテラス席には、ブランコや滑り台もある遊び心が満載。クロワッサンサンドをはじめ、パンケーキやパフェなどフードメニューも充実しています。

Milky Way
長崎市野母町726-1 080-1782-6885 Pあり 月曜休

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軍艦島に上陸できるクルーズ

石炭発掘のためにコンクリートの建物が林立し、廃坑とともに廃墟となった世界遺産「軍艦島」をもっと間近で見たいなら周遊・上陸クルーズもおすすめです。海に浮かび目の前にそびえ立つ廃墟の島は圧巻。波の穏やかな日には、上陸して島を半周ほど歩きながら見学でき、日本の近代化を支えた長崎の歴史を深く感じられます。

軍艦島コンシェルジュ
 長崎市松が枝町5-6 095-895-9300 Pあり

恐竜や翼竜の化石発見の地に立つ恐竜博物館

地中深くにあることが多い恐竜時代の地層が地表に現れているため、多くの恐竜の化石が発掘される長崎市。ティラノサウルス・レックスの大型全身骨格(レプリカ)をはじめ、国内で初めて発見された10m級のティラノサウルスの歯の化石など、長崎で産出された希少な実物化石や標本が展示され、太古の恐竜時代に想いを馳せることができます。

長崎市恐竜博物館
長崎市野母町568-1 095-898-8000
 月曜休※祝日除く Pあり
 9:00~17:00
 入館料 一般500円/小中学生・未就学児200円

日本と西洋と東洋を一度に祈れる場所

長崎市を代表する観光地グラバー園の近くに、地元の方々から〈祈りの三角ゾーン〉と呼ばれている、知られざるディープなエリアがあります。ここは、大浦諏訪神社・大浦天主堂・妙行寺と神社・教会・寺が接する場所として全国的にも珍しい場所です。まさに文化もチャンポン。石畳の坂道や階段、異国情緒を感じる風情ある町並みに佇む、長崎ならではの場所です。歴史に想いを馳せながら、ゆっくりと散策してみるのもオススメです。(長崎市相生町9)

中華街、そこはおいしいと出会える街

日本三大中華街の1つ、長崎新地中華街は絶好の食べ歩きスポット。魚や海老のすり身をパンで挟み油で揚げたハトシや、伝統的な長崎卓袱料理から生まれた角煮まんじゅうを片手に散策すれば、ちゃんぽん・皿うどんを味わえる中華料理の名店が勢揃い。ほんのりピンクな桃の形がかわいい寿桃(じゅとう)あんまんをデザートにすれば長崎は満腹です。

長崎新地中華街 長崎市新地町

夕暮れ〜夜のライトアップが狙い目の
夏のグラバー園

長崎を代表する観光地〈グラバー園〉では、国指定重要文化財の旧グラバー住宅をはじめ、様々な洋風建築を巡ることができます。そして、園内の高台にある旧三菱第二ドックハウスの2階からは、茜色に染まる長崎の街並みが一望できます。7月中旬から10月上旬までは夜間開園も実施。洋館群がライトアップされ、ロマンチックな雰囲気が楽しめます。

グラバー園 長崎市南山手町8-1 095-822-8223
 通年8:00〜18:00
夜間開園 7/16(土)〜10/9(日) 8:00〜21:30
入園料金 大人620円/高校生310円/小・中学生180円

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会えるだけで幸運の長崎名物ローカルアイス

「小学校の運動会には、必ずちりんちりんアイスが来てくれる」と言われるほど、長崎市民に親しまれているご当地アイス。グラバー園や眼鏡橋といった観光地で販売され、1960年代「チリンチリン」と合図の鐘を鳴らしていたことから命名されました。創業当時からの屋台スタイルで、出会えるだけでラッキー。幸運にも出会えたら、バラの花にかたどられたアイスとともに写真を一枚忘れずに。

ちりんちりんアイス
 販売場所/眼鏡橋付近・出島表門橋公園・平和公園入口など

長崎名産のビワを使用した絶品カレーに舌鼓

かつての洋館が建ち並ぶ南山手にあり、長崎港を望むロケーションで味わえる話題のメニューが、長崎を代表する果実として親しまれるビワを使用したカレーです。ビワの栽培もおこなうこちらでは、地産地消をコンセプトにカレーのほか、ケーキやジャム、お茶などビワを使用した様々な製品を展開しています。

カフェレストランKIZUNA
 長崎市南山手4-28 ヴィラ・コモン南山手1F
095-822-8211 11:00〜15:00 日曜休 Pあり

文化を味わう、涼しい夏。

長崎市の観光スローガン「暮らしのそばに、ほら世界。」を感じられる史跡や文化、食と出会うなら、
市の中心部をそぞろ歩き。カフェでひと休みしながら、涼しく楽しむ夏の長崎です。

売りものだけではなく
見た目も老舗なお店を巡る

長崎には江戸や明治に創業し数百年の歴史を持つ老舗企業が多くあります。江戸時代に唯一の貿易窓口だった出島の影響で様々な産業や文化が長崎で生まれました。カステラや料亭、べっ甲にからすみなど独自の伝統産業が日常に溶け込んでいるのも長崎の特徴の1つです。歴史ある建築物や街並みを散策しながら老舗店舗の長崎土産を巡り伝統を感じる、そんな「もうひとあそび」はいかがでしょうか。

長崎の手土産定番ケーキ「シース」の生まれ故郷

長崎市民の「思い出の味」、1894年創業の老舗梅月堂のシースクリーム。昭和30年、3代目社長が生クリームに魅せられ生まれました。その特徴は、長方形でスポンジの間に挟まったカスタードクリーム。そして生クリームの上に乗ってるのは缶詰の黄桃とパイナップル。長崎で手土産にケーキの箱を持っていたら、中身はたいてい「シース」と言われるほどの定番です。

梅月堂本店 サロン・ド・フィーヌ
長崎市浜町7-3梅月堂本店2F 095-825-3228
本店10:00〜19:00/サロン・ド・フィーヌ11:00〜17:30

この歴史ある建物が、
6代続くおいしさの証です。

日本三大珍味のひとつ、長崎のからすみは皇室のご成婚などの饗宴にも納入される逸品。小野原本店は安政六年創業。臭みをなくすための丁寧な血抜き。一日に何度も裏返す天日干し。一つひとつの工程がおいしさにつながると知っているから、今なお全工程が手作業です。築町にある店舗は文化庁登録有形文化財でもあり、長崎の歴史と文化を感じます。

小野原本店
長崎市築町3-23 0120-48-0261
平日・土曜日・祝日9:00~18:00 日曜日10:00~18:00

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水揚げされた地でしか楽しめない旬を、味わう。

250種もの魚が水揚げされる長崎では、季節ごとに旬の魚を楽しめます。ハモは産卵前で脂が乗った初夏が旬。夏の京都の風物詩として有名ですが、湯引きではなく新鮮な生ハモを目の前でハモしゃぶにして食べられるのは、水揚げされた場所ならでは。長崎までわざわざ来たからこそ食べられるハモづくしを楽しむのが、長崎の正しい夏の過ごし方です。

酒菜処 のさ庵
 長崎市鍛冶屋町6-54 095-824-0031
11:30〜15:00/17:00〜24:00 不定休

創業380年。幕末の志士の軌跡を辿る老舗料亭

長崎にゆかりのある先人に愛され、今なお変わらぬ佇まいで客人をもてなす老舗料亭です。この時期、建具は夏の装いとなっており、緑豊かな800坪の美しい庭園と涼を感じる空間の中、長崎を代表する卓袱料理を堪能できます。また、龍馬直筆の書などが展示された集古館の見学も可能です。

史跡料亭 花月
 長崎市丸山町2-1 095-822-0191
12:00〜15:00(L.O13:00)/18:00〜22:00(L.O19:00)
 不定休(主に火曜日)
※一部開放を控えているお部屋がございます。

見上げるか。見下ろすか。
どちらの景色も長崎の宝物

長崎港と稲佐山。海と山が同時に見える、珍しいこの景色も長崎を表す1シーンと言えるでしょう。青い海に停泊しているヨットと対岸に見える造船所。遊覧船や定期船が行き交う姿が長崎港の景色を作ります。その海の奥には標高333メートルの稲佐山。山頂から見下ろす長崎の夜景は世界三大夜景にも選ばれていますが、逆に港から見上げる稲佐山もまた一興。夕暮れ時には、稲佐山に沈んだ太陽が空と海とをオレンジ色に照らすこともあります。

隈研吾氏デザインの
美術も景色も楽しめる美術館。

ピカソやダリなど、スペイン美術は東洋有数を誇る作品数。館内には県産食材にこだわったカフェや、長崎ゆかりの作家がデザインしたオリジナルグッズなどのセンスのいいお土産が見つかるミュージアムショップも。穴場スポットとして知られるのは、20時まで開いている夜の屋上庭園。街の明かりが水面に揺れる長崎港、ライトアップされた女神大橋や稲佐山が一望できます。

長崎県美術館
 長崎市出島町2-1 095-833-2110 10:00〜20:00

海風に吹かれながら楽しむ時間が
長崎の旅を特別に。

長崎らしいロケーションを楽しみながら、新鮮な海の幸や長崎名物ちゃんぽん、トルコライスといったグルメを堪能できる飲食店をはじめ、コワーキングスペースやアウトドアショップなどが軒を連ねる複合商業施設です。ディナーやランチ、カフェタイムなどいつ来ても心地よい海風が吹き抜けるテラス席を経験してしまうと、帰りたくなくなること間違いなしです。

出島ワーフ
長崎市出島町1-1 095-828-3939 9:00〜21:00
※各店営業時間は異なります

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木陰とせせらぎに涼を求める長崎市民の憩いの場

長崎港に隣接して緑と水を取り入れた公園は、海風を感じる木陰や水辺の遊歩道「水辺のプロムナード」、山の湧き水を噴水やせせらぎに利用した水の劇場など、夏に涼を求めて過ごせます。港を行き交う船、世界遺産ジャイアント・カンチレバークレーン、夕暮れに染まる女神大橋を望み、木々がライトアップされる夜は、とてもロマンティックです。

水辺の森公園 長崎市常磐町22-17

港を眺めながら
バリスタのこだわりの一杯から始める朝

珈琲は、鎖国時代に長崎(出島)に伝来し全国に広がったと言われています。〈アティックコーヒーセカンド〉では、かつてコーヒーが渡ってきた港を望む出島ワーフでバリスタが淹れたこだわりの珈琲と朝食を提供しています。ここには、潮風が心地よいテラス席で飲む至福の一杯から始まる、格別の朝があります。

ATTIC COFFEE SECOND 長崎市出島町1-1出島ワーフ1F
095-801-0666 9:00〜21:00 無休(年末年始以外)

PLAY NAGASAKI