令和7年度日本重症心身障害福祉協会全国施設協議会
日本重症心身障害福祉協会
事務局長 太田 和男 氏
【開催期間】2025年5月22日~2025年5月23日
【会場】ホテルニュー長崎
太田 和男 氏
日本重症心身障害福祉協会は、重症心身障害(重度の肢体不自由障害と重度の知的障害が重複した障害であり、医療を必要とする状態)のある方々が治療と生活支援を受ける施設を会員とした公益法人です。
当法人は、重症心身障害児者の尊厳を尊重し、その福祉の向上に関する事業を行い、その家庭とその地域の福祉の増進に寄与すること並びに重症心身障害療育の理念及び成果の普及を目的として、重症心身障害児者施設(主に重症心身障害児者を対象とする医療型障害児入所施設と療養介護事業所)の施設長及び従事する福祉・医療職員に向けた研修会、広報紙の発行、実態調査、療育学会学術集会等の事業活動を通じ、入所児者への適切な医療の提供や年齢・状態に応じた日常生活・日中活動の指導・支援の充実に向けた活動を行っています。
この活動のひとつである「全国施設協議会」は、各都道府県の会員施設が持ち回りで幹事役となり、年一回、行政の動向やその時々の社会情勢に即した講演、シンポジウム等を開催して、施設長及び施設の管理職が一堂に集い知見を深めるとともに、懇親の場として開催しております。
令和7年度は、長崎県に所在する社会福祉法人聖家族会「みさかえの園あゆみの家」が幹事施設として準備を進めていただき、当日の運営には同法人の「みさかえの園総合発達医療福祉センターむつみの家」と社会福祉法人幸生会「諫早療育センター」の職員の協力のもと、5月22日・23日にホテルニュー長崎3階大ホールにて北海道から沖縄までの126施設、総勢約400名の参加を得て開催しました。
2日間に渡り、重症心身障害児者施設の現状を見つめ直し、将来の在り方について集中した議論をすることができました。これは、大きな会議や晴れの舞台を支えて来られたホテルニュー長崎のスタッフのお力もあったものと評価しております。今後、大きな会議を主催される方には候補の地として推薦します。