獲れた魚を最高の形で食卓に届けたい

スーパーマーケット エレナ
中村 義昭さん

長崎の魚を最短で最高に。エレナが目指す高鮮度への道

長崎・佐賀で約40店舗を展開する「エレナ」は、地元では魚に強いスーパーとして知られている。モットーは鮮度よりもさらに上の“高鮮度”。仲買権を持つバイヤーが市場へ出向き、競り落とした魚をすぐに加工。開店時間には、その日の魚が店頭へ並ぶことも。価値ある魚を最高の状態で届けることに徹し、その実現のために常識に囚われない挑戦を続けている。

その象徴が、長崎大学水産学部・野母崎三和漁協・長崎市と連携した「NOMON SAKANA 産学官連携プロジェクト」だ。学生が漁師・漁協・市場・直売所・スーパーの現場を体験。長崎の水産業が抱える課題を直に学ぶ中で生まれたのが、エレナ三和店の「漁師直送・野母ん魚コーナー」である。
野母崎近海で水揚げされた魚を漁師が直接持ち込み、店舗が即座に加工。朝どれの魚がその日の午前中に並ぶ“産地=売り場”を実現した取り組みだ。加工場を持つエレナは、丸魚を並べるだけでなく、調理した形でも提供できる。70〜80名の鮮魚スタッフのうち、わずか5名のみが認定される“魚匠”が、目利きと技術で商品に付加価値を生み出している。「漁師さんの魚を、いちばん良い形で届ける。その思いがすべての軸なんです」と中村義昭さんは語る。長崎の魚を、日常の食卓へ。

エレナはその流れを支える確かな“要”となっている。