きゅうきがたば(みつびしじゅうこうぎょうかぶしきがいしゃながさきぞうせんしょしりょうかん) 旧木型場〈三菱重工業(株)長崎造船所「史料館」〉

長崎造船所が日本の近代化に果たした役割を伝える史料館

【お知らせ】
2020年4月1日から建物工事のため引き続き休館いたします。

この史料館は、長崎造船所が日本の近代化に果たした役割を永く後世に残そうと、1985年10月に開設されたものです。
史料館に利用されている赤煉瓦の建物は、1898年7月三菱合資会社三菱造船所の鋳物工場に併設の「木型場(きがたば)」として建設されたもので、三菱重工業株式会社発祥の長崎造船所に現存する最も古い工場建屋で、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」(2015年登録)の構成施設の1つです。

館内はテーマ別に13コーナーに分けられ、1857年に長崎造船所前身の長崎溶鉄所の建設着工から現在までの歴史を伝える資料、写真など900点を展示しています。日本最古の工作機械や海底調査用潜水器具の泳気鐘(えいきしょう)、日本初の国産蒸気タービンなど技術の進歩を物語る珍しい品々のほか写真等で長崎造船所の歴史的変遷を紹介しています。

現在は工事中で入館はできませんが、日本における技術発展の歴史を垣間見ることがきる建物として、是非一度は訪れたいスポットです。

※旧木型場行のシャトルバス車窓からジャイアント・カンチレバークレーン(非公開施設)を間近に見ることができます。

エリア
長崎市中心市街地エリア(平和公園・稲佐山・グラバー園など)
カテゴリー
歴史・文化財 博物館・資料館・美術館 文化・工芸 世界遺産
旅のテーマ
世界遺産をめぐる 春におすすめ 夏におすすめ 秋におすすめ 冬におすすめ

もっと詳しく知ろう! 旧木型場〈三菱重工業(株)長崎造船所「史料館」〉

  • 三菱造船所の橋を架けるお仕事-0

    くろがね橋(浜町〜築町間)の真鍮製の擬宝珠

    三菱造船所の橋を架けるお仕事

    小さな川に架けられた橋、島と島を結ぶ大橋。時を経てその橋の姿もずいぶんと変化を遂げてきました。今はコンクリートに造りを替えられましたが、長崎市の中心地、中央橋にあるくろがね橋(通称・鐵橋)は、三菱長崎造船所の前身・長崎製鉄所が慶応4年(1868)に製作した日本最初の鉄製の橋。この橋の欄干に備えられた擬宝珠が寄贈され展示されています。
    なんと寄贈された持ち主は長年一輪挿しとして使用していたと言われます。
    傍らには当時のくろがね橋の写真もあるので見比べてみましょう。
    他に架橋当時の稲佐橋、樺島大橋、生月大橋などの写真も展示してます。

  • 進水斧、進水記念品のあれこれ-1

    進水斧、進水記念品のあれこれ

    三菱造船所で製造された数々の艦船の進水式ゆかりの品も見ることができます。
    柄に第2號艦と記された「戦艦武蔵」の進水支網切断の斧のほかにもいくつかの進水斧やそれぞれの船にまつわるエピソードを紹介。
    また、展示された個性的かつ魅力的な進水の際の記念絵葉書には興味をそそられます。基本的には船のモノクロ写真と富士山や長崎市内の観光地などデザイン画との組み合わせ。なかには長崎ゆかりの歌などを組み合わせたものもあり、多種多芸で面白いのです。

  • 船と共に移り変わる港風景-2

    文化元年(1804)の長崎港

    船と共に移り変わる港風景

    変りゆく製鉄所やドックの姿を捉えた長崎港の写真や絵画なども興味深い品。
    クルゼンシュテルンの『世界一周航誌〜日本紀行より文化元年(1804)』の長崎港が描かれた銅版画には、山や入り江の形、長崎港に浮かぶ木船などが克明に描かれていて、この版画に日本近代工業の夜明けの光が見えるようです。
    明治5年(1872)の長崎港と長崎製鉄所を上野彦馬が撮影した4枚綴りの超パノラマ写真にも注目!

基本情報

住所 〒850-8610 長崎県長崎市飽の浦町1-1
電話番号 095-828-4134(史料館)
FAX番号 095-828-4124
営業時間 9:00~16:30
完全予約制。見学希望者は必ず電話で予約してください。(当日予約可)
史料館 TEL:095-828-4134 (電話受付時間:8:30~17:30)
休日 毎月第2土曜
料金 【施設維持管理費として】
 大人(高校生以上)800円 小・中学生400円 未就学児無料
【障害者割引制度】
障害者手帳(注2)所持者と介護者1名無料(介護者2人目からは通常料金)
(注2)身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳
交通アクセス JR長崎駅前から専用のシャトルバスでご来館下さい(要予約)
駐車場 団体用バスのみ利用可(無料)
備考 史料館は工場内にあるため、個人のお客様用の専用のシャトルバス(長崎駅前~史料館の間)を運行します。
団体のお客様は団体用見学時間帯でのご見学となりますので、予約後、貴手配バスで直接史料館にご来館ください。
リンクURL 三菱重工業株式会社
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