昔を憶い偲ばせるオランダ坂。訪れる人々の行き帰りの様子が名前に残る橋、柳、坂道。異人や遊女達が夜毎歩いた丸山界隈は、異国の影響を受けた他の町とは違い情緒ある和の風情を色濃く残しているエリア。小説『長崎ぶらぶら節』の舞台として全国に名を馳せた丸山花街跡には、今まで知られることがなかった長崎の町の別の魅力が溢れている。坂道を上って下って路地に入って……丸山が花街であった時代の名残を発見することが、何よりも楽しい散策路。

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史跡料亭 花月

長崎県の史跡に指定され、全国的に珍しい史跡料亭で元禄時代に造られた庭園も素晴らしい。 -
梅園身代り天満宮

元禄13年(1700)創建の丸山町の氏神様で、昔から“身代り天神”と呼ばれ親しまれてきた。 -
中の茶屋(清水崑展示館)

内外の文人墨客も好んで訪れ、また、長崎奉行の市中巡検の際の休憩所にあてられることもあったという。 -
大徳寺公園
丸山公園入口を右に折れた坂道(勅使坂)の左手、高い石垣の上にある大徳寺公園。 -
高島秋帆旧宅
雨声楼は原爆で大破し破却されたため、現在は石段と石垣、土塀、弾薬庫、砲痕石などが往時の面影をとどめている。 -
丸山オランダ坂
路面電車の発着点、正覚寺電停近くの崇福寺入口バス停から丸山へと上る細い石段交じりの坂道。 -
愛八の墓
丸山花街跡の高台にある愛八の墓は、小説や映画を見たファンだろうか、いつも絶えることなく花が捧げられている。 -
ピントコ坂
ピントコ坂とは、旧茂木街道にあたる上小島の墓域から長崎県立南高等学校正門前まで続く坂段のこと。 -
思案橋跡
遊廓へ“行こか戻ろか”と思案したので名付けられたという思案橋が架かっていた。長崎随一の繁華街・銅座、思案橋が広がっている。 -
思切橋跡
路面電車の思案橋電停、道路をはさんだ両側に橋の欄干を模した思案橋跡の碑が建てられている。思案橋とバランスをとって架かっているのが何とも洒落ている。 -
見返り柳
花街の帰り道、振り返り丸山遊女との別れを惜しむ当時の情景が名前に付いた見返り柳。
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高島秋帆(1798〜1866)
坂本天山の創始した荻野流砲術に詳しかった父に学び、師範役となった。 -
清水崑(1912〜1974)
浮き沈みの激しい漫画の世界で、常に第一線で活躍した。 -
大浦お慶(1828〜1884)
油屋町は名の通り油商いの盛んな町で、約200年にわたり続いた商家大浦屋は、その中でも中心的存在だった。 -
愛八(1874〜1933)
派手な顔立ちと芸熱心とで花柳界に愛八ありと押しも押されもせぬ名妓の座についた。
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丸山ぶらぶら思案橋
〜三味の音もとめて花街巡遊〜 -
浜の町・アーケードと路地散歩
〜幕末維新の舞台を追って〜 -
長崎のまちを駆け抜けた薩摩の偉人
〜グラバー邸から小菅修船場、薩摩墓(晧台寺)へ〜 -
長崎のまちを駆け抜けた肥前の偉人
〜寺町から致遠館、そして佐賀藩蔵屋敷跡へ〜

