“殉教”をはじめ幾多の哀しい出来事を乗り越えてきた長崎の町には、キリシタン史を今に伝え、祈りを捧げ続けるカトリックの教会とキリスト領として栄えた時代後に創建された日本古来の寺院、中国との深い関わりを感じさせる唐寺が点在する。
とりわけ“寺院と教会が建ち並ぶ風景”が見られる長崎駅前からかつて長崎奉行所立山役所が置かれていた立山町までの道筋は、歩きながらにしてこの町が歩んできた独特の宗教史を体感することができるエリアだ。

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日本二十六聖人殉教地

豊臣秀吉によるキリシタン禁止令により、フランシスコ会宣教師6人と日本人信徒20人が処刑された丘。(1597年2月5日) -
日本二十六聖人記念館

聖フランシスコ・ザビエルの渡来から明治時代までのキリスト教の歴史を紹介する記念館。 -
聖フィリッポ西坂教会
列聖100年を記念し、日本二十六聖人記念館と同時期に日本のカトリック系の人々が中心となって建てられた。 -
聖林山 本蓮寺
元和6年(1620)、大村本経寺の僧・日彗によって建立された日蓮宗の寺院。広大な敷地を誇る。 -
分紫山 福済寺

崇福寺、興福寺、聖福寺と共に長崎四福寺といわれる黄檗宗の唐寺。戦前は国宝に指定されていたが、原爆によって全焼した。 -
万寿山 聖福寺

延宝5年(1677)、隠元禅師の高弟木庵(もくあん)の弟子鉄心(てっしん)によって創建された黄檗宗の唐寺。興福寺、崇福寺、福済寺と並び長崎四福寺とよばれる。 -
カトリック中町教会
日本二十六聖人殉教300周年を記念し、建立された白亜の美しい教会。聖堂内はステンドグラスから入り込む陽の光に照らされ神秘的な空間が広がる。市指定の貴重な被爆遺構でもある。

