「京都の加茂祭り」大阪の「天満宮の祭り」と共に、日本三大祭りの一つに数えられる長崎くんちは、370余年の歴史と伝統を持つ長崎市民の氏神様である諏訪神社の秋の大祭。旧暦9月9日に行なっていたことから、9日すなわち「くんち」と呼ばれるようになったといわれている。
この長崎くんちの最大の特徴は、他から受け入れ模倣したものではなく、評判の歌舞伎や出島や唐人屋敷の風俗に、町人が年毎に工夫を加えて育て上げてきた町人による奉納であるということ。そして歴代の長崎奉行が経費を貸して保護したので、年々盛大になっていったということだ。踊町(おどりちょう/出演者)は「龍踊り」、「コッコデショ」などそれぞれ歴史を誇る自慢の演し物を持っており、7年に1度、出番がまわってくる。
本番は、10月7、8、9日の3日間。7日は諏訪神社の踊り馬場で各踊町の奉納が行なわれた後、「おくだり」と称して3つの御輿が多数のお供を従えてお旅所へ向かう。8日は、各踊町は花(寄付)をもらい、市内を踊り歩く庭先回り。9日は3つの御輿がお旅所から諏訪神社へと戻り、御輿を担いだまま参道の坂段を駆け上がる「おのぼり」が行なわれ、3日間の祭りの幕を華やかに閉じる。
異国情緒に溢れ豪華絢爛! これが「長崎くんち」最大の特徴であり魅力なのだ。長崎くんちの奉納踊は、昭和54年(1979)に国の重要無形民俗文化財に指定されている。

長崎くんち
- 日時:10月7日〜9日(毎年同じ日に開催)
- アクセス:諏訪神社前電停(バス停)から徒歩約3分。
路面電車/長崎駅前電停から蛍茶屋行きに乗車し、諏訪神社前電停まで約8分。
県営バス/長崎駅前東口バス停から網場・諫早東厚生町・矢上団地行きに乗車し、諏訪神社前バス停まで約15分。
車/長崎駅前から約5分。 - 住所:鎮西大社 諏訪神社(上西山町18-15)
- 電話番号:長崎伝統芸能振興会(長崎商工会議所内):095-822-0111
- URL:長崎くんち

