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グラバー住宅や東山手十二番館などのように、幕末から明治初期に建てられた洋館は海を眺める広大な敷地にゆったりと建てられていた。それに対して明治30年以降の洋風住宅は狭い敷地にギッシリと建てられている。なかでもこの7棟は代表格。大柄な外国人が住むには少し窮屈のような感じもするし、居留地にこのような住宅を建てる発想はどこから来たのだろう?
ヒントはこれら7棟の建築様式。7棟が建てられたと考えられる時期に先立ち、すぐ真下に孔子廟が建てられている。つまりこの7棟は中国人の発想で当時上海などに建てた、賃貸住宅の思想によるものだと考えられているのだ。中国の欄間飾りと瓦屋根にある鳥ぶすま、そしてその横にはマントルピース……。中国文化が花開いた長崎でしか生まれ得なかった建築様式といえるだろう。



居留地時代の価値ある遺産を保存し、その価値を多くの人に知ってもらおうと設置された東山手地区町並み保存センター。館内では町並みに関するパネルや居留地時代の面影を偲ばせる遺構などの情報を提供するビデオを見ることができる。また、原爆にも耐えた建てられた当時の貴重な窓ガラスが残されている。昔の製造からうかがえるこの水泡入りのガラスにも注目してみよう。
2階ベランダから見渡せる真下にある孔子廟と南山手の大浦天主堂といった異国情緒豊かな長崎らしい風景も見どころ。
●東山手地区町並み保存センター
電話番号:095-820-0069
住所:東山手町6-25
開館時間:9:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)12月29日〜1月3日
入館料:無料
駐車場:なし
東山手洋風住宅群の一棟を使い国際交流の輪を広げているのがオランダ坂から入ってすぐの東山手「地球館」。長崎に住んでおられる世界各国の人達が、毎日日替りで自国の家庭料理を披露。異国の食文化に気軽に触れられると好評だ。これまでに世界全地域55ヶ国のランチメニューが登場。日によって料金は前後するが、だいたい750円前後で楽しむことができる。限定20食程度なので、ランチタイムの時間をずらさずに行くのがおすすめだ。(団体の場合は10日程前に予約すると対応可能)
ランチタイム以外でも喫茶や世界の手工芸品や無農薬栽培のコーヒーや紅茶などを販売するワールド・バザールなどを展開しているので気軽に立ち寄ろう。
●東山手「地球館」
電話番号:095-822-7966
住所:東山手町6-26
開館時間:10:00〜17:00
休館日:水曜日(祝日の場合は開館)12月29日〜1月3日
入館料:無料
駐車場:なし
東山手洋風住宅群のうちの3棟を利用。幕末から明治期の長崎を題材にした古写真の中で主に外国人居留地と当時の市街地の特徴をよくあらわす古写真147枚を90点のパネル構成にして展示。また、わが国の写真の開祖である上野彦馬の偉業と共に日本における写真の歴史、彦馬が撮影した写真を複製した額装パネル24点をはじめ、カメラの原形を体験できる器材などもわかりやすく展示している。外国人居留地の変遷や往時の風景、風習などを間近に見ることができるので、散策前後に立ち寄ると新鮮な感動を得ることができるだろう。
●古写真資料館
電話番号:095-820-3386
住所:東山手町6-25
開館時間:9:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)12月29日〜1月3日
入館料:大人100円/小中学生50円(古写真資料館3館と共通入館券)
駐車場:なし
長崎市内の興善町や万才町など、江戸時代全般の近世遺跡から出土した遺物を展示する埋蔵資料館。出土された中には国産の遺物はもちろんのこと、舶来の遺物なども数多くある。ほかに長崎や肥前の陶磁など172点が展示され、江戸時代における長崎の生活水準や文化交流など流れを垣間見ることができる。
●埋蔵資料館
電話番号:095-820-3386
住所:東山手町6-25
開館時間:9:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)12月29日〜1月3日
入館料:大人100円/小中学生50円(古写真資料館3館と共通入館券)
駐車場:なし





